Canon EOS 60D / Canon EF-S 55-250mm F4-5.6 IS 私にとって瀬戸内海といえば最も身近な国立公園でありまして、あまりにも身近過ぎるのでついつい見過ごしてしまいがちです。全国的に見ればそれなりに風光明媚な場所ではありますが、どうも軽んじているような気がしております。個人的には見慣れているというか見飽きているというか、まあそんなところなのですが、今一度見直してみようかと思っております。 調べてみれば瀬戸内海国立公園は、雲仙天草国立公園と霧島屋久国立公園とともに1934年にわが国初の国立公園として指定されたということです。当時は岡山・香川・広島東部という比較的狭い範囲(いわゆる備讃瀬戸)だったということです。備讃の備は備前備中備後を指し、讃は讃岐を指すものでしょう。それが今では東は和歌山から西は大分福岡まで拡がっているようです。 しかしながら当初の指定範囲はいわゆる吉備の国の範囲に近いものだということを改めて知り、なんだか親近感を持てるような気がしてきました。 さて瀬戸内海といえば瀬戸の花嫁という曲を思い浮かべる方も多いと聞きます。かの小柳ルミコさんのデビュー曲ですが、当時中学生だった私は数十年後のことを想定する事などできるはずもなく、天地真理にぞっこんでしたので全く気になってはおりませんでした。 あるときその曲の中の主人公のお嫁さんはどこの島からどこの島にお嫁に行ったのか、ちょっと気になったことがありまして、勝手にあの詩の舞台は広島の因島か愛媛の伯方島あたりのことだろうと思っておりましたが、元々のきっかけは小豆島の沖ノ島というところだったそうです。そこで渡し舟に乗って嫁いでいく花嫁さんが主題だったようですが、全体的には創作だと思います。 そんなことを思い浮かべながら、改めて瀬戸内沿岸をロケハンを兼ねて撮影してみようかと思います。海沿いでは日の出前~朝日とか夕日のタイミングが美しいとされていますが、時間的な制約もあるのでどこに行けばどんな景色が見えるのか、それを主眼にしたスナップに近い擬似風景写真を掲載していこうかと思っています。身の回りが少々騒々しいのでいつまで続けられるか判りませんが、東は赤穂岬、西は尾道あたりまでをぶらぶらしていこうかと考えています。 第一回目の景色は牛窓港から対岸の前島に渡る渡し舟的フェリー。左が牛窓、右が前島、沖に出て180度回ればすぐ対岸に着いたような気がするのですが、見ていたら、ものの五分程度でしょうけどちゃんと航行していました。これは牛窓ヨットハーバーの西の丘の上から見るのがいいと思いますが、今回は牛窓ペンションビレッジの入り口あたりから撮っています。下の写真で手前のほうにある海岸沿いに、子供の頃は潮干狩りによく来たものです。 Canon EOS 60D / Canon EF-S 18-135mm F3.5-5.6 IS
by cantam
| 2012-09-03 03:34
| ・海岸、瀬戸内海
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