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フィルムからデジタルへ、そして・・・
フィルムのデジタル化が面白い!!、
カセットテープのデジタル化よりは楽だし、効果が分りやすいので、少しずつデジタル化している。

勢いあまってブログのカテゴリーに「フィルム写真」というのを設けたので、自分のフィルム写真に関することを書いておきます。
あまり意味はないので、適当にスルーしてください。


フィルムからデジタルへ、そして・・・_f0091955_615173.jpg



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フィルムカメラのおはなし
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私が初めてカメラを触ったのは中学生の時、修学旅行用に買い与えられたのが最初である。買って欲しいとせがんだつもりはないが、両親が二人ともかなり写真が好きだったようで、当たり前のように買い与えられた。YASHICA ELECTRO35 CC もしくは CCN という、レンジファインダー式のカメラだったようだ。残念ながら現存しない。孫(ウチの愚息)が小学生に上がる時には、ポラロイドのインスタントカメラを買い与えるほど、私の母親は写真が好きだった。

両親がなかなか写真好きだったということもあって、私の子供の時の写真は同世代の友人に比べて比較的多いようだ。特にカミさんの写真が小さな箱に無造作に入れられているのに比べると、私の写真は信じられないくらい立派なアルバムに大量の写真がコメントを添えて貼り付けられている。時は昭和30年代中期、現在の事情と単純には比べられない。
ところが、中学生以降になると、写真の量が完全に逆転する。カミさんの写真はたくさんあるが、私のはあまりない。要は友人を含む自分たちではあまり写真を撮ったことがないということになる。
中学生以降の私はたまに記念写真を撮る程度で、親の意には反してたいして興味はもたなかったということだ。


大学生になってすぐ、あるイベントの模様の撮るようにいきなり一眼レフカメラとフィルム3本を渡された。使ったことがないからと断っているにもかかわらず、半ば強引に渡された。一眼レフの何たるかなど、ましてや使い方さえよく分らないままにシャッターを切らざるを得ない状態だった。元々無茶な話なので当たり前だとは思うが、結果は一枚も撮れていなかったらしい。やっぱりとは思ったものの、どうも原因はフィルムの装填がまずかったようで・・・。フィルムの装填は何度もしたことはあるはずなのに、使い方以前の問題だったとは、トホホ。それ以来、カメラに触るのは敬遠した、様な気がする。

とはいうものの、たまには記念写真くらいは撮りたい時もあるので、カメラが必要な時は母親から借りていた。母親が好きなのは、カメラか写真か、いや買い物なのか、そのあたりは微妙であるが、いわゆるフルオートのコンパクトカメラをちょくちょく買っていた。そんな事情で、カメラ本体が無くて困ることはなかった。小旅行や記念写真などはそれを借りて撮影していた。
借りていたのは、Canon AutoBoy とか MINOLTA P's というパノラマカメラなどというもので、私の母親が焦点距離2段切り替えのコンパクトズームカメラを買うまで、意識したことはないが、私はずっと単焦点レンズを使っていたことになる。ぜんぜんしらなかった。

AutoBoy は KissDN の下取りに出してしまったが、P's はまだ手元にある。あとは、あたり前だが、「写るんです」なんかは使ったことはある。要はシャッターを押すだけの機種である。これなら素人の自分とてあまり不安なく使うことができていた。


平成の初期、孫の誕生に浮かれた私の母親は孫の写真をじゃんじゃん撮り始めた。その大量のプリントに、アルバムを整理するのも追いつかず、結局は子達の写真はダンボール箱につめられてしまうことになった。はからずも、量が少ないばかりに、小さな箱に詰められていたカミさんの写真管理法と同じになった。

最良の被写体の一つである小学校低学年までのわが子の写真を撮った記憶は、私にはほとんどない。毎年の年賀状に使う写真程度ではないだろうか。今にして思えば、これはかなり大きなミスであったと思う。現在の状態はあまりにも悲惨な状態である。 orz
上のモノクロの女の子が、このように親に向かって肖像権を行使するようになってしまうのである。



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デジタルカメラのおはなし
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デジタルカメラは 2002年3月に中古で買った Canon PowerShot A20 が最初。購入までに数年かかったが、これをカバンのポケットに突っ込んで、東京の街をぶらぶらしたものだ。その後、中古の Toshiba Allegretto M70 に買い替えた。こちらは残念ながらバッテリーの持ちが悪くて、さらに、Av、Tv といわれてもよくわからなかったのであまり使っていないような気がする。


フィルムからデジタルへ、そして・・・_f0091955_822356.jpg


A20 は、知り合いの某S電機社員殿(彼はP社の製品もよく使っているが)が自社のカメラでなく、Canon A20 を使っている--という理由で選定した。おそらくこのカメラが私の買った始めてのカメラということになる。
M70 は、知り合いの元カメラマン殿(彼は元々N社ユーザーだが、デジタルはP社のライカレンズをよく使っていた。が、最近は不覚にもC社のコンデジを使っているらしい)が撮って見せてくれる写真がとても綺麗だったので、その人が使っているものと同じものをということでこれまた迷わず選定した。でも同じようには撮れません、トホホ。そのうえいろいろ教えてもらったような気もするのだが、ほとんど理解出来ておりませんでした、このときは orz

実際には迷おうにも迷うほどの知識もなく、カタログさえ見たこともなく、調査する意欲も興味もなかった。



そして2005年の春に、シャッターを押すだけでOKよという触れ込みで Canon IXY Digital600 を入手。これは本当に綺麗に撮影できた!!、初めて気に入ったような気がする、そして嵌っていった。興味を持って写真を取り出したのは、IXY 購入の二ヵ月後、同じく Canon のデジタル一眼レフ(KissDN)を買ってからになる。IXY にはめられた・・・ orz


フィルムからデジタルへ、そして・・・_f0091955_6423936.jpg
Canon EOS KissDN / Sigma 55-200mm F4-5.6 DC



一眼レフを買ったのは、IXY で撮れなかった航空祭の BlueImpulse が撮りたい!、ということが主な理由である。しかし、改めて航空祭の会場に行ってみると、あたりに転がっている大砲のようなレンズの数々、またそれらのレンズを担いで振り回しているカメラマンの姿を見るにつけ、ちょっと引いてしまった。一眼レフという重厚なカメラを持つのは、正味これが最初です。行き着く先はこうなるのかと思えば、素質はあるだけにとても心配になってきた。今のところ、まだそこまでは行っていない、こんなところで遊ばせてもらっている。


現在はコンデジより一眼の写真のほうが好きといえば好き、守備範囲が広いので楽しいが、一眼購入当初はコンデジの吐き出す鮮やかな写真のほうが好きだった。その差がなぜなのか?、レンズの効用とはなんなのか?、そもそも写真撮影の原理はどうなっているのか?、世の中にはどんな写真があるのか?、それらを知りたくなってしまった時はもうすでに後戻りできない状態になっていた。家財を売り払い、次から次に(レンズはほとんど中古だが)機材を入手してしまった。最初の購入目的はあくまで実験だったのだが・・・。

ギターで散在していた時は誰からも感謝されたことはない、いやむしろ疎まれていた。ギター一本で100万なんて珍しくないので、仲間内では案外控えめなほうかも知れない。が、それに比べカメラ物は金額もまだいまのところ知れているし、アウトプットを喜んでくれる人もいるので救われる。ギターなど、誰の役にも立たず、ただうるさいだけだけだと・・・。


レンズ沼という心地よい響きの境地があるようだが、多くの方はそこに行くのをためらうような発言をされている。私には全く理解できない。制限などかけてしまうから、はずす時に苦痛を感じるのであって、初めからリミッターなんかかけなきゃ何も問題ない。私など進んで頭から沼に飛び込んで行きたいと思っている。たかだか、レンズ10本程度で沼などとは沼に失礼なので、まだ沼に浸っている感覚は全くない。EFレンズで遊んでいるうちはまあ、底は見えているしそんなにたいしたことはないはずだ。M42 マウントにはまりだすとそろそろ黄色信号か、先にはまだまだライカの沼やレンジファインダーの沼など、楽しそうな沼は一杯ある。

文無しの私ではありますが、ウソだけはつきたくない。幾多の罵詈雑言を浴びせられようとも、どんな叱責を頂戴しようとも、少々なら食費を削られようとも、「もうレンズはこれ以上買いません」などとは口が裂けても申しません。買えるのならば、じゃんじゃん買って試してみたいのであります。ボクって正直だけが・・・ (^^;)☆\(ー_ー)



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銀塩現像のおはなし
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ちなみに現像だが、私が物心付いたころ、実は我が家には暗室があった。父親がこれまた写真好きだったようで、皮のケースにはいった立派なカメラを持っていた。おそらくレンジファインダーのカメラでしょう。上から覗き込んで撮影するようなカメラ(たぶん二眼レフ?)もあった。それらで撮影したフィルムを自分で現像して、自分でプリントしていたころがあったようだ。オレンジ色の電球が妙に珍しかったのを覚えている。


フィルムからデジタルへ、そして・・・_f0091955_721544.jpg



私はというと、実は中学生の時、学校の暗室を借りて、自分で引き伸ばしプリントをしたことがある。必要に駆られて行ったまでで、残念ながら写真や現像に興味を持って行ったわけではない。

その後、大学生の時フィルムの現像は約半年間行っている。これは通常の写真ではなくて、X-Ray 写真である。フィルムは同じような銀塩フィルムだから、現像行程は普通のフィルムと同じである。だがプリント行程はない、レントゲン写真のようなものである。



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そんなこんなで、これまでほとんど興味はなかったといっても多少は写真も撮ってきているので、いくらかはフィルムが残っている。どのくらい残っているかは、はなはだ疑問であるが、見つかるものだけでも、少しずつデジタル化することにした。


すでに勤めに行かれなくなって2年以上にもなる。この状況ではいくら大きな声を出してみても高価なフルサイズデジタル一眼レフは買えそうにないが、やはりフルサイズを使ってみたい気持ちは強い。デジタルでなくてもかまわない、フィルム一眼レフでもいいから皆さんの言う「35mm フルサイズでの 50mm の味」を味わってみたいと願っている。ある程度使って溜飲が下がってしまえば、APS-C サイズだけでも満足できるのではないかと思う。そうでなければ、とんでもないことになってしまうので。

もう使われなくなって転がっている Canon AF 一眼レフカメラがあれば廉価にてお譲りください (^^;)☆\(ー_ー)
by cantam | 2006-12-08 23:46 | ひとりごと
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岡山県を中心に広島東部と兵庫西部、及び鳥取全域とその近隣を撮り歩いた撮りおろし写真帳です。主に自然風景と建造物を撮っています。

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