岡山県津山市 京堪坊池

Canon EOS 20D / Tamron SP AF17-50mm F2.8 XR Di II LD

こちらも位置未確認とされる京堪坊池、
手がかりとなる情報は、ダム便覧から「きょうじんぼういけ」「津山市」「本山川」、農政局のデータからは「柵原町」とのこと。

まず両者で所在地が異なることから厄介なことになりそうな予感が十分します。
結論を言うと、位置は美咲町（旧柵原町）宮山ということですが、管理は津山市だということです。
さらに本山川というのは吉井川の西になりますが、これがまた間違い、吉井川東の吉井川系広戸川が正しい。
おまけに「きょうじんぼういけ」というのが間違いで「きょうかんぼういけ」が せぇ～かい。

ネットで調べても手がかりが全くないので、仕方なく美咲町の役場に電話で相談しました。
このときはどういう訳か、一瞬間をおいて「きょうじんぼういけ」という発音で通用しました、そして旧柵原町宮山にある小さい池であると教えてもらいました。地図で調査した上で現地に行っても、それらしい池に出会えません、現地の方に尋ねても芳しい返答が得られません、残念ながらこの日は日没サスペンデッドにて終了です。

後日、午前中から出かけましたが、これまた「宮山」でくくられてしまうと糸口が見つけられませんで、やむなく道路沿いの住民の方に尋ねましたところやっぱり通じません。「もしかして『きょうかんぼう』ではないか」とのこと、字を書いて説明すると、そりゃ発音が違うとの事。場所はその方の家の裏山との事、車はそのお宅の庭に停めて歩いて行くのがよいとの事。

そりゃ分りませんて。
下流側からの道もあるらしいですが、現実問題として通行不能なので、殆どの人はこちらのお宅の庭経由で行くそうです。

この池の水は、北側の津山市で利用されているが、旧柵原町の村でも利用されているとのこと、管理は津山市が行っているということ、残念ながら「きょうかんぼう」の命名の根拠とか意味は不明との事、
いろいろ教えてもらいまして、なんとかたどり着いた京堪坊池でした。

位置：北緯35度1分19秒、東経134度3分49秒

ちなみに京堪坊池への道中には上の地図にも載っていない小さい池があります。
それは、車を停めさせてもらったお宅の個人もちの池だそうです。京堪坊池堤体直下へは車を停めて徒歩10分まではかかりません。天端まで上がるには、危険はありませんがひと苦労します （＾＾）