これまで幾度となく念仏のように唱えてきた 35mmフルサイズカメラ、やっと入手することができた。残念なのはデジテルではないこと (^^; そう、フィルム一眼レフカメラなのであります。これまでフィルムカメラなどにはほとんど興味のなかった Canon ユーザーとしては、やはり EOS 5D とか、1DsMKⅡ あたりのほうが都合がよかったことは言うまでもないが、何もないよりはあったほうがよいのではなかろうか。 入手したのは 1991年発売の Canon EOS 100QD というカメラ。EOS 20D を使っていれば、ほぼシームレスに使用できるだろうということだ。加えて年金生活以下の極貧生活の私にも、まずまずお手ごろな値段と性能の中級機ということでお薦めいただいた。 ネットを漁ってみたところ、たまたまレンズ付きで売りに出ていた EOS 100QD を難なく入手することが出来た。送料まで含めると 5000円弱と、そこそこいい金額になる。ただ、付属していた純正レンズは単体でも 3000円程度で売れるようだし、1000円以上もする電池がフルの状態で装填されているので、正味本体だけの価格は 2000円以下となる。非常にお手ごろである。 「壊れたカメラでも 5000円で下取りします」という宣伝文句を謳う専門店に持っていけば、3000円の儲けとなる。 本体が 500円、電池が1000円、しめて 1500円で入手された EOS 100QD (TB先をどうぞ) に迫るお買い得感である。 Canon EOS 20D / Tamron SP AF17-50mm F2.8 XR Di II LD ちなみにこの「QD」というのは、Quartz Date という意味だそうだ。日付が写り込んでいないようだが? マニュアルはなくてもほとんど困らないのだが、カスタムファンクションの設定だけはどうにもならない。探してみると、いやぁ~ネットはホントに便利だ、こんな解説サイトがあった。このくらいの英語なら、辞書なしでもいける。 聞くところによると当時の EOS には共通する持病があるらしい。私は決してカメラマニアではないのですが、その素養があることは否定いたしません。さらに心配性だから事前にいろいろと調査して対応策を考えておかないとどうも寝つきが悪かったりする。 持病とはシャッター周辺の部品が経年変化で溶け出して、シャッター幕にべっとりと付着して不具合を起こしてしまうという現象らしい。エタノールで拭き取れば何とかなるだろうと目を瞑ってクリックした。 届いた品の裏ブタを開けて見てみると、おお、まずまず美しいじゃないか。シャッター幕にべとつきの気配は全くない。簡易的な修理がされたのか、かすかに痛みの痕跡は確認できますが、現在はさらさらです。 さらにこの固体の外観には傷といえるようなものがほとんど見当たらない。あえて言えば一箇所あるが、気になるようなものではない。他にはアクセサリーシューの塗装がわずかにはがれているが、丁寧にタッチアップされている。几帳面なオーナーによって、丁寧に扱われてきたことをうかがい知ることが出来る。 曲がりなりにも「完動品」ということなので、フォーカスや露出は大丈夫だろうから、あとは光漏れさえしていなければ、非常に満足なお買い物ということになる!!えっへん。 次のお買い物はフィルムである。 とりあえず地味系のカラーネガフィルムということで、Konica Minolta CENTURIA SUPER 400 なるものを買った。感度は100を探したが400しかなかった、まあいい、Canon のカメラはノイズレスだ ?(゜_。)?(。_゜)? そもそも、フルサイズのカメラを使ってみたかったのは、EF17-40mm F4L とか EF50mm F1.4 などのレンズを余すところなく使ってみたかったのです。フルサイズデジタルの解像感も非常に気になるところではありますが、どうせリサイズして使うのだからと、今はある程度納得して我慢している。 ということで、まずは EF17-40 F4L を装着して撮ったサンプルです。 なんと EXIF データがない、いかんじゃないかキミィ~、これはいかんよ。 たぶん、17mm で撮ったと思いますが、そのほかのことはほとんど忘れました。 Canon EOS 100QD / Canon EF 17-40mm F4L USM Canon EOS 100QD / Canon EF 17-40mm F4L USM さすがに白トビはしにくそうです、眠そうなぬるい感じの絵ですが、最近はこんなのも守備範囲に入ってきました。コンデジのような鮮やかでカリカリの写真も嫌いではありませんが、豊かな階調のトーンをもった、ちょっと眠たい感じの絵も好きになってきました。 20D で使う 10mm(換算16mm)より不自然さが少ないような感じがします。同じ場所で撮り比べればいいのでしょうけど、自分さえよければそれでいいので、これで終わっちゃいます。 次が 50mm。これは、・・・、F3.5 位で撮ったと思いますが・・・、自信はない。 「50mm のレンズを 50mm で使える喜び」というようなフレーズを耳にするのですが、50mm のレンズを 50mm でなく 80mm のレンズとして使ってきた者にとっては、特別の感慨はなかった。あ、そう、で終わってしまった。 ということは、必ずしもフルサイズのデジタル一眼はなくても私は困らない、という寂しい結論になってしまう。 あっ、そのブンはレンズに回せということでいいのかな (^^;)☆\(ー_ー) さて、このカメラにはどのレンズを付けておこうか、 やはり 50mm F1.4 か、Tamron 28-75mm F2.8 か、☆。.:* 24-105mm か ヾ(- -;)コラコラ ところで感度400のフィルムはノイジーです、Canon のカメラで撮ってもノイジーです。 Konica Minolta CENTURIA SUPER 100 はどこかにないものか?、関係者の方、ご存じないですか (^^) ※ 「ジャンクなEOS100QD」にトラックバックさせていただきました。 (フィルム代200円、フィルム現像代580円)/27枚 270枚で、7800円、 2700枚で、78000円、 27000枚で、780000円・・・ w(°o°;)w デジカメ安いぞっ!! シャッターを押した後、無意識にのっぺらぼうの背面を見てしまう癖がなんとも哀愁を誘います orz
by cantam
| 2006-12-16 00:57
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