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ネガフィルムスキャン by Canon MP950
最近はじめたネガフィルムのスキャンですが、フィルムスキャン専用のスキャナは持っていない。複合機と呼ばれるプリンターとスキャナが一体となった汎用品を使ってる。型落ち前に安く買ったので、すでに現行品ではないそうだが当時最も機能が多く綺麗にプリントされるといわれる Canon MP950 という複合機を買った。

そもそも家庭用のインクジェットプリンターに、写真の高品質プリントはあまり期待できません。家庭用のプリンターではキタムラのプリントには遠く及ばないし、また自宅でプリントするには時間もかかるし、カラーマッチングなどまともにやろうと思うと大切な時間があっという間になくなってしまう、さらにはプリントして鑑賞する習慣もないということで、とりあえず使えさえすれば特にこだわりはなかった。いかに最高機種と言っても、実売価格3万円以下のプリンターに多くを期待してはまずかろう。
プリントは、キタムラのネット注文が一番です、はがきサイズで30円/枚ね (^^)

こだわりがない分、特に調査しなかったのがまずかったのか、インク代が全部で7本、7千円。買ったあとで気がついたのだが、こんなことならランクを落として MP500 にしておけばよかったと後悔した。ま、何をしても後悔しがちな性格らしいのであまり気にしてはいない。

ネガフィルムスキャン by Canon MP950_f0091955_11145133.jpgで、スキャナー機能ですが、専用品と汎用品の差というのはそれなりにあるはずだと思っているので、あまり多くを期待してはいなかった。期待していないからマニュアルを読む気もなければ、調査する気もなく、とりあえず使えればよかった。
専用のフィルムスキャナはいろいろ細かい設定が出来るということは知っていたが、どうせフォトショップでいじるのだから少々のことはどうでもいいやということで、付属ソフトの MP Navigator の自動読み取り機能で読み込んでいた。

自動というのは、フィルムの識別が自動ということらしく、いかなるモードであってもスキャン品質の設定は解像度以外には不可能な仕様らしい。ところが、自動設定にしていてもカラーネガフィルムと認識しない時があるので、その時は「カラーネガフィルム」を指定しないといけない。

なぜ自動モードを好むかというと、自動モードであれば解像度の低いプレビューが事前に表示され、コマ単位で任意にセレクトしてスキャンできるのだ。しかし「カラーネガフィルム」を指定すると、読み込みたくないものまで問答無用で全部読み込まれてしまう、そう、なんとプレビューが出ないのです。

新潟で作っているのかどうかしらないが、元ソフト設計者としては眉間にしわが寄る仕様である。プレビュー~セレクトの意味がわかっていないとしか思えない。さらに気に入らない仕様をあげつらえば、指定できるスキャン解像度が 1200dpi の次は、2400dpi じゃなくて、いきなり 3600dpi だと、これはいったいどういうことか?


まあそれはいいとしてスキャンされた結果を画面でだら~っとビュアーソフトで眺めていると、フィルムによっては発色の違うものがある。元々私は写真なんかに興味はなく、主にシャッターを切っていたカミさんも写ればよい人なので、使用するフィルムの銘柄など一定であるはずもなく、その時々安いものをチョイスしていた。さらには保管状態も決してよいとは思えないので、それなりに発色の違うものがあってもやむを得まい、雰囲気が出てよい場合もあるじゃないかと珍しくプラス思考で受け止めていた。

ところがひょんなことから気がついたのだが、自動モードとカラーネガ指定モードでは、スキャン結果に大きな差があることが分った。それが下の写真の左と中央である。いわゆる色合いの違いなのですが、いくらなんでもこれはひどい。
自動モード(左)は蛍光灯下での撮影であることを強く主張するグリーンから黄色をもろにかぶり、カラーネガ指定の中央は一生懸命補正したといわんばかりのブルー系をかぶっている。ひどいといえばひどすぎるが、解りやすいサンプルともいえる。自虐的ではあるがプラス思考だ。

こうなれば夜を徹して(大げさですよ)調査モードに入ってしまいます。

ネガフィルムスキャン by Canon MP950_f0091955_8211896.jpg


たいした調査をしたわけではございません、
マニュアル本を探すのが最も時間がかかったという、まことにお恥ずかしい状態です。

MP Navigator というソフトのほかに、ScanGear MP というスキャナのドライバーがあるということがわかった。これを使っての出来上がりは、上の右のようになる。
多少の好みはあろうけど、見栄えとしてはいいのではないかと思う。このドライバーの機能には、色調整、輪郭強調、退色補正、粒状感低減、逆光補正 といった調整機能があり、粒状感(ノイズ)軽減はよく出来ている。さらに解像度 2400dpi でスキャンする事も可能である。2400dpi でスキャンすると約730万画素相当の解像力になる、いいじゃないか (^^)、今はやむなく 3200dpi でスキャンしている。そうすると約1200万画素相当となって、EOS 5D と同じだ。これも、いいじゃないか (^^;

フィルムスキャンの目的は必ずしも作品作成ではない。そもそも作品を意識した写真など我が家にあるわけがない。なのでPCのモニターで過去の写真をだら~っと眺められたらとりあえずはよいのです。そういう意味では一番左以外なら、どれでもよさそうです。いまのところバッチ取り込み出来ることのほうが重要なのです。
素材性を重視する場合は、一枚一枚低コントラストに設定し 48/16bit で取り込んで Tiff にでも落としたほうがいいことは教えてもらっているが、まだそこまで重要な写真は見当たらない (^^)
ソフトの運用のしやすさも含めて、もうちょっとだけ検討してみましょう。


-------------------------------- + --- + --- + --------------------------------

ここからは、ソフトのお話です。主に使用感についてのグチです。

そもそもドライバーというのは、あるデバイスを制御するためのソフトの一種であり、それ単体では存在価値がない。アプリケーションソフトとデバイスとの橋渡しをすることが主目的のものです。ですのでこのドライバーを使用(経由)することで、たとえばフォトショップのような一般のアプリケーションソフトとスキャナとが直接やり取りをすることができるようになる。
逆に言うと、アプリケーションソフトである MP Navigator のメニューから「フィルムの読み込み」を起動してスキャンするということは、何らかのドライバーが使用されているはずなのです。しかしメニュー画面下のほうには、「スキャナドライバーで読み込む」というのがある。多少頭が固いのか、理解不能なのです。

分ってしまえば馬鹿馬鹿しいのだが、どうやらドライバーには2種類あると考えれば分りやすい。
MP Navigator のメインメニューから「フィルムの読み込み」をするときは専用の簡易なドライバーを使用し、ScanGear MP という汎用のドライバーを使用するときは、別のメニュー「スキャナドライバーで読み込む」から起動をかけるということである。分らなかった (^^;、
せめて表記としては「フィルムの読み込み(簡易設定)」「フィルムの読み込み(詳細設定)」くらいにしてもらいたいものだ。

ネガフィルムスキャン by Canon MP950_f0091955_1050505.jpg



ここまで分ったところで ScanGear MP というドライバーを使って先の MP Nvigator から直接起動をかけて読み込ませてみると、困ったことに読み込んだ後どうなるのかさっぱり分らない。読み込んだデータをその後どのソフトがどのように取り扱うのかさっぱり不明なのである。おそらく MP Navigator が司るのでしょうが、「保存」のメニューを探せない。ドライバーというからには本来はウラで控えめにしておけばいいものを、いきなりしゃしゃり出てきて読み込むだけ読み込んで、あとは知らんと、無責任な評論家・コンサルタントのような作りである。

結論を書けば、ScanGear MP の画面がクローズされる直前に保存されるようだ。
これはちょっとわからんぞ。せっかく読み込んだデータですぞ、その操作画面を単に閉じるだなんて、かなり度胸が必要ですよ、普通の感覚なら。

操作する私としては意を持って保存行為をしたいのだけれど、ScanGear MP の画面上のどこを探しても「保存、書き込み」を受け付けるボタンがない。環境設定に「スキャン中に音楽を流す」などというばかばかしい設定項目はあるのに、「保存」という項目がない。「スキャン終了後 ScanGear MP を自動的に閉じる」という設定項目があるのに、「保存」という項目がない。
実は先の「自動的に閉じる」というのは「自動的に保存して閉じる(保存要領は MP Navigator の設定による)」というのが正解である。いくらなんでも「保存」という言葉を省略されては困ってしまいます。
しかし ScanGear MP というのは本来ドライバーなので、「保存」ボタンがないのは解らないわけでもないのです。でもねぇ、読み込んだデータの移管先もはっきりわからないのは、非常に困るのです。また ScanGear MP をマニュアルで終了するには画面右上の×ボタンしかないというのも、いささかお粗末ではないかと。

ScanGear MP と MP Navigator の連携が悪いとは思うのですが、まあタダソフトですのであまり多くを期待しちゃまずいのでしょうかね。

私の希望する運用は、とりあえずプレビューで確認してセレクトした後、バッチ(一括)でスキャンして、結果を確認した上で意を持ってバッチで保存して欲しい。
一枚だけを取り扱うのであれば、フォトショップのようなソフトで読み取るのも便利なのだけど、バッチで運用するには一枚一枚読み取ってそれぞれ名前をつけて保存するなど、面倒極まりない。CRTモニターも2つあるので、片方のサブ画面で進行状況だけモニターできればそれでいいしょう。

いろいろ試してみると、MP Navigator から ScanGear MP を経由して読み込むことで、多少不安ながら(保存ボタンがないので)希望する運用が出来そうだ。2400dpi でスキャンできるのも都合がよい。

しかし最近のパソコン事情も大変ですね、疲れます。

by cantam | 2007-01-25 08:21 | ハード&ソフト or グッズ
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岡山県を中心に広島東部と兵庫西部、及び鳥取全域とその近隣を撮り歩いた撮りおろし写真帳です。主に自然風景と建造物を撮っています。

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